令和6年度教員採用選考テストリーフレット概要版

これは、大阪府公立学校教員採用テストの実施にあたり、受験を希望する人の参考としていただくために作成したリーフレットを抜粋したものです。

大好きだったこの場所で私の未来 今はじまる

採用までの日程

出願受付 令和5年3月16日(木曜日)から4月21日(金曜日)まで
受験票交付 6月中旬
第1次選考実施 6月24日(土曜日)
1次結果発表 7月7日(金曜日)
第2次選考実施 7月12日(水曜日)・13日(木曜日)・14日(金曜日)・15日(土曜日)・16日(日曜日)
2次結果発表 8月8日(火曜日)
第3次選考実施
【筆答・実技】8月19日(土曜日)・23日(水曜日)・26日(土曜日)・27日(日曜日)
【面接】8月下旬から10月上旬まで
3次結果発表 10月27日(金曜日)
採用手続等説明会 令和5年11月から令和6年2月まで
採用・辞令交付 令和6年4月予定


先輩からのメッセージ
貝塚市立中央小学校 教諭 藤江 勇起 さん

大阪府教育委員会が求める人物像

豊かな人間性

• 何より子どもが好きで、子どもと共感でき、子どもに積極的に心を開いていくことができる人

実践的な専門性

• 幅広い識見や主体的・自律的に教育活動に当たる姿勢など、専門的知識・技能に裏打ちされた指導力を備えた人

開かれた社会性

• 保護者や地域の人々と相互連携を深めながら、信頼関係を築き、学校教育を通して家庭や地域に働きかけ、その思いを受け入れていく人

先輩からのメッセージ

貝塚市立中央小学校 教諭 藤江 勇起 さん

子どもたちの未来の力になりたい

教員には、授業力や集団をまとめる力、コミュニケーション力など様々な力が必要です。4月当初は、子どもたちの姿に力をもらいながらも、わからないことが多く、うまくいかない日々をすごしていました。でも、周りの教職員の支えもあり、今まで自分の中にはなかった考えが芽生え、自分自身が成長していくにしたがって、子どもたちから「先生できた」や「先生ありがとう」という言葉をもらったり、子どもたちの成長する姿を見ることができるようになって、今ではとてもやりがいのある仕事だと感じています。
これからも、「子ども」を主語にして子どもたちに寄り添いながらともに成長していける、そんな教員であり続けたいと思います。

八尾市立南高安中学校 教諭 三好 智子 さん

子どもたちの笑顔に日々、支えられています

授業づくりや学級経営など未熟で、毎日が勉強です。辛いことや落ち込むこともありますが、子どもたちの成長を日々近くで感じることができ、好きなことについて一緒に話す時や、「この前、試合で勝ったで!」など喜びをともに分かち合えることが私の支えになっています。子どもたちと話すことで一人ひとりを知るだけでなく、子どもたちの笑顔を見ることができるので嬉しくなります。
また、先輩の教職員の方々などのサポートもあり、とても心強いです。子どもたちの成長とともに、刺激を受けて日々成長できるところが、教員の魅力のひとつだと思います。ぜひ、大阪府で一緒に働きましょう。待っています!

大阪府立柴島高等学校 教諭 重田 優衣 さん

生徒とともに成長する日々

教員になってすぐの頃は、思い描いていたような授業ができず、授業が終わる度に落ち込んだり、悩んだりしていました。今でもそのような気持ちになることはよくあります。しかし、その度に「どのようにしたら生徒がより成長できるか」を考え、日々試行錯誤しています。うまくいかないことがある中でも、生徒が一生懸命学んでいる姿を見ると「私ももっと頑張ろう」と思うことができ、それは自分自身の成長にもつながっています。
教員は、生徒の成長に関わることができるだけでなく、自分自身も成長することができる仕事です。きっと、この先何年たっても学ぶことがたくさんあると思います。一緒に大阪府で教員として働き、ともに成長していきましょう。

大阪府立佐野支援学校 教諭 竹内 宗 さん

笑顔とともに一緒に学び、育つ

教員生活が始まってすぐの頃は自分が子どもたちに何ができるのか、不安を感じることが多くありました。今では、周りの教職員に相談し、アドバイスをいただきながら、子どもたちが自分の力で様々なことにチャレンジできるような支援や指導に日々取り組んでいます。子どもたちが挑戦し、できるようになった時の笑顔を見ると、嬉しい気持ちになるとともに、「教員になってよかった」と心から思います。子どもたちのために何ができるかを考え、実践していくことで、自分自身も成長していると感じます。教員は、子どもたちの成長を間近で見られるだけでなく、自分自身も成長できる魅力的な仕事です。ぜひ一緒に支援学校で働きましょう!

守口市立金田小学校 養護教諭 古田 菜那 さん

魅力ある養護教諭の仕事

他県で養護教諭として働いていたため、環境の変化や違いに戸惑うこともありました。しかし、子どもたちの笑顔や素直さはどこに行っても変わりません。毎日、少しずつ変化し、成長していく子どもたちにいつも元気をもらっています。養護教諭は全校の児童生徒に関わることができる素敵な仕事です。他の教職員と一緒になって子どもたちの成長を喜ぶことができます。「保健室はなんか知らんけど落ち着くねん」、「先生と話したらすっきりした!」、中には「先生のような保健室の先生になりたい」と言ってくれる子どもたちがいます。私はそんな言葉や子どもたちの成長に携われるこの仕事にとてもやりがいと誇りを持っています。

茨木市立春日小学校 栄養教諭 大槻 安未 さん

食を通して健康と成長を支える

給食時間に感染症対策で黙食の中、笑顔とハンドサインなどで工夫しておいしいと伝えてくれる姿、給食の返却時に「今日の給食おいしかった!苦手なものも食べた!」と嬉しそうに伝えてくれる姿、手を合わせて「ごちそうさまでした!」と調理員さんに伝える姿を見ると、とてもうれしい気持ちになります。
学校全体で食育をすすめていくためには、調理員さんと連携しながら、安全・安心でおいしい給食を提供することが基本だと考えています。栄養教諭の専門性を生かし、子どもたちに食の大切さを伝え、食を通して健康と成長を支えられるよう、私自身も日々学び成長し続けたいです。

キャリアステージに応じた資質・能力の向上

「OSAKA教職スタンダード」は、共通に求められる資質・能力を、教員等の経験や適性、職責に応じて「第0期」から「第4期」までの5段階のキャリアステージに分けて整理しています。

大阪府では「OSAKA教職スタンダード」に基づいて、教職のキャリアステージに応じた研修体系を設け、学び続ける教員を支援しています。

  • 第0期 採用時
    大阪府教育委員会が求める人物像
    大阪府が採用時に求める教員としての資質・能力。求められる教員像。
  • 第1期 初任期
    教員として基礎的な力や実践力を身に付けている。
  • 第2期 ミドルリーダー発展期
    知識や経験に基づき専門性を高め、積極的に実践を積み重ねる。教員としての自立期。
  • 第3期 ミドルリーダー深化期
    分掌や学年など校内組織のミドルリーダーとして専門性や自らの実践をもとに組織を活性化する。同僚や経験の少ない教員への指導的役割を担う。
  • 第4期 キャリアの成熟期
    分掌や学年など校内組織の長を担うなど学校運営上の重要な役割を担当する。豊富な経験を生かし、広い視野で組織的な運営を行う。

和泉市立和泉中学校 教諭 小川 純平 さん

増えていく教師としてのやりがい

赴任して最初の2、3年は教師という職業の難しさや自分の未熟さを実感しながらも、一生懸命生徒と関わりました。身も心も子どもから大人へ成長する貴重な3年間に携われる仕事に就いていることがやりがいとして大きくなっていきました。4年目以降は担任業務だけでなく、生徒会の主担当や学年生徒指導などの役割も任せていただき、自ら考え自分たちで学校を創る生徒の育成にも携わっております。学年や学校全体の業務や、それに関わる教職員との連携など、うまくいかない難しさも日々痛感していますが、私を育ててくれた本校のより良い学校づくりに貢献できるという新たなやりがいを感じながら、一日一日奮闘しております。

大阪府立豊中支援学校 首席 上戸 伸恵 さん

わたしらしく、役割と向き合う

支援学校(中学部)の教諭として、生徒たちと濃厚でかけがえのない時間を過ごしました。そのなかで、校務を円滑に務めるための秘訣を、メンターである先輩教員から教わることができました。推薦を受けて首席選考に合格し、8年目に首席として、校内組織や会議の運営、特色ある学校運営の中軸を担うことになりました。府内で児童生徒数最大の支援学校の学校運営に携わるという使命感を抱き、教職員間の調整役を担うと決意して、今年で4年目をむかえます。課題解決に向けて、それぞれの立場や気持ちに寄り添い、状況や背景なども考え合わせながら関係する方々と連携しています。自分自身の学びの機会にもなり、貴重な経験を重ねられていると感じています。

岸和田市立八木南小学校 教頭 松本 真里 さん

子どもも教職員も笑顔のために

小学校教諭として、通常学級担任、通級指導教室担任、支援学級担任などいろいろな立場を経験しました。その後、教育委員会で7年間勤め、国や大阪府の動向や情報を広い範囲で知ることができ、様々な角度から考えていくことができました。そして、初めて教頭として現在の学校に赴任しました。毎日、教職員とともに様々な背景をもつ子どもたちに向き合い、寄り添い、語り合い、命の大切さを伝えながら日々奮闘しています。子どもたちが安全で安心して活躍できる学校づくりをめざしています。また、教頭として教職員と子どもたち、保護者、地域の方が温かくつながり合うことができるよう支援していくことも、重要な仕事であると感じています。

大阪府立桜和高等学校 校長 川口 伊佐夫 さん

感性を育て、感性を生かす

保健体育科教諭として勤務したのち、大阪市教育委員会主任指導主事を経て、校長職に就かせていただいている現在、学校運営の難しさや、厳しさを感じる毎日ではありますが、教育すべきことは、感性を育て、生かすことであるとつくづく感じます。教科書ではなく、一人ひとりの教職員の生き方や考え方を押し付けるのではなく、生徒に何かを感じさせるような取り組みで、多感な時代を生きる生徒たちの人としての成長を促し、育てることができるそんな教職に強くやりがいを感じています。また、教職員どうしが常に向き合い、感性を磨きながら生徒と学校生活を送れるような魅力ある学校づくりにも大いにやりがいを感じ、奮闘しています。

特別選考(障がい者対象の選考)

大阪府では、障がいのある方に対して、特別選考(障がい者対象の選考)を行います。障がいにより受験者が不利になることがないよう合理的配慮を行います。是非、大阪府の教員採用選考を受験してください。

資格要件は身体障がい者、精神障がい者、知的障がい者のうち、受験案内に記載の障がい者手帳等の交付を受けている方です。障がい者対象の選考は第2次選考(面接)からの受験となります。

対象は募集しているすべての校種等・教科(科目)です。

詳しくは受験案内に記載しています。出願の際は必ずご確認ください。

受験上の配慮事例

  • 肢体に障がいのある方:多目的トイレのある会場での受験、車椅子が利用可能な教室での受験、試験会場の駐車場使用許可
  • 聴覚に障がいのある方:配席上の配慮、試験係員の発言事項の配付、手話通訳者の配置
  • 視覚に障がいのある方:試験会場内の誘導、点字・拡大文字による出題、視覚補助具の使用許可
  • 精神・知的に障がいのある方:漢字にルビを付して出題、面接員等に特性を伝達、感覚過敏の緩和のための耳栓等の使用許可

合理的配慮の内容や方法については、出願時に配慮を希望された方から状況をお聞きしたうえで、大阪府教育委員会にて決定します。

配属後の配慮

受験時だけではありません!

採用後、例えば、配属先の府立学校において、障がいの特性や状況に応じて、様々な合理的配慮(相談しやすい体制づくり、廊下に物を置かないなど安全上の配慮、聴覚障がいのある人に対してメールや筆談による業務指示・連絡等)を行っています。

誰もが働きやすい職場環境のために

障がい者対象の選考で合格・採用された教諭

大阪府立堺聴覚支援学校 教諭 福井 拓大 さん

同じ視点で寄り添える教員に

この4月で4年目になりますが、毎日ドラマのようにいろいろなことが起こります。大変なことやしんどいこともありますが、子どもたちの笑顔や、「分かった!」「できた!」と成長していく姿に、日々やる気やエネルギーをもらっています。昨年度は保護者に、当事者として講演する機会がありました。そこでは、「伝える・伝わることの大切さ」「自分にとってわかる方法を考えることの大切さ」について話しました。これからも、当事者として子どもたちと同じ視点で考え、子どもの気持ちに寄り添うことができる教職員になれるよう、より一層励んでいきたいと思います。ぜひ、みなさんも大阪府で教職員となり、一緒に働きましょう。

がんばっています!大阪の教育。

小・中学校

小・中学校で、子どもたちの力をしっかり伸ばします

小・中学校では9年間をとおして、すべての子どもにこれからの社会で求められる確かな学力をはぐくむとともに、互いに高めあう人間関係づくりをすすめています。

少人数学級編制や少人数・習熟度別指導など個に応じた指導方法の工夫改善を行っています。

また、英語教育や道徳教育等、今日的な教育課題に対応した先進的な教育実践の充実を図っています。

高等学校

「卓越性」と「公平性」を両立し、「多様性」の尊重を追求する府立高校づくりをすすめます

府立高校では、「これからの日本をリードし、世界で活躍できる骨太のグローバル人材」とともに、「一市民として社会的経済的に自立して生きていく人材」を育成しています。

そのため、英語教育・理数教育やキャリア教育などの充実のみならず、グローバルリーダーズハイスクールやエンパワメントスクールなど自校の社会的使命を明確にした学校づくりをさらにすすめ、すべての生徒の「学び」を保障していきます。

支援学校

障がいのある子ども一人ひとりの自立を支援します

府立支援学校では、「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」を活用して、子ども一人ひとりの教育的ニーズをふまえた指導・支援を行うとともに、自立と社会参加に向け、関係機関と連携し、切れめない一貫した支援の充実を図っています。

また、地域における支援教育に係る中核的な機関としての役割を果たすとともに、自立活動の知見や支援教育における専門性を発揮し、小中学校等の支援教育における取り組みを支援しています。

「ともに学び、ともに育つ」教育の推進

大阪府では、地域の小・中学校等において、障がいの有無に関わらずすべての子どもたちが自らの可能性を最大限に伸ばすことを大切にしながら、ともに学んでいます。高等学校の入学者選抜においては、障がいの状況に応じて受験上の配慮を行っています。さらに、知的障がいのある生徒が高等学校で学ぶ取り組みとして知的障がい生徒自立支援コースや共生推進教室を設置するなど、障がいのある生徒と周囲の生徒がともに学び、相互理解の促進に努めています。

教育コミュニティづくりの推進

大阪府では学校・家庭・地域が連携・協働し、地域の子どもを地域で育てるためのネットワークづくりとして、教育コミュニティづくりに取り組んでいます。教育コミュニティづくりでは、登下校の安全見守りや授業支援などの「学校支援活動」、放課後や週末等に子どもの体験・交流活動や学習活動等の機会を提供する「おおさか元気広場」、保護者が子育てについて学ぶ親学習と訪問型家庭教育支援による「家庭教育支援」の3つの活動を推進しています。

外国人児童・生徒が本名を使用できる環境づくり

各学校において、在日韓国・朝鮮人児童・生徒をはじめ、中国、ベトナム、フィリピンなどすべての外国人児童・生徒が本名を使用できる環境づくりをすすめています。

合格者対象セミナー

合格から採用までの数か月は、4月から始まる教員生活に向けた大切な期間です。皆さんが、自信を持って子どもたちの前に立つことができるよう、合格者対象セミナーを開催しています。セミナーに参加し、教員としての自覚を高め、教員生活のスムーズなスタートを切るための準備をしましょう。

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過去に出題された試験問題の入手方法はコチラ!

平成31年度以降の教員採用選考テスト問題(実技テストの内容を含む)は、「府政情報センター」において、閲覧およびコピー(有料)することができます。

なお、下記ホームページでも公表しています。

府政情報センター(大阪府公文書総合センター内)

住所:大阪市中央区大手前2丁目 大阪府庁本館5階

最寄り駅:Osaka Metro谷町線・中央線「谷町四丁目」駅(1A番出口)

Osaka Metro谷町線・京阪本線「天満橋」駅(3番出口)

電話:06―6944-8371

FAX:06-6944-3080

利用時間:午前9時から午後5時15分まで(土・日・祝・年末年始を除く)

教員採用選考テストのページはこちら(過去の試験問題は各年度のページからご確認いただけます。)

受験案内について

〔ホームページからのダウンロード〕

大阪府公立学校教員採用選考テストのページはこちら 受験案内のダウンロードはこちら

(出願期間:令和5年3月16日(木曜日)10時から令和5年4月21日(金曜日)18時まで)

※障がいなどにより電子申請による出願が困難な方は、問い合わせ先(府民お問合せセンター「ピピっとライン」電話:06-6910-8001)まで連絡してください。

郵送での請求

140円切手を貼った返信用封筒(角形2号(33×24cm程度))を同封のうえ、下記あて先に請求してください。

〒540-8571(住所不要)

大阪府教育庁 教職員室 教職員人事課 採用グループ 受験案内請求担当

※点字版の受験案内をご希望の方は、問合せ先までご連絡ください。

〔問い合わせ先〕

府民お問合せセンター「ピピっとライン」

電話 06-6910-8001

FAX 06-6910-8005